ただいま

帰ってきました、日本です。今回は雪のため不幸にも非常に長いフライトとなった訳ですが、それに見合うだけの幸運にも恵まれました。

さて、出発当日の朝は空港の離発着状況をインターネットで調べて、通常どおりの運行確認をしてから空港へ向かいました。雪はまだ降り続けているものの、道路状態も悪くなく空港へ予定通りに着きました。チェックインに時間がかかり、荷物が４キロオーバーのために７５ドルを払わされたのもOKAYとしましょう。時間通りにゲートへ向かい搭乗するのを待っていると、なんと友人のMさんが娘さんMちゃんを連れてやってきました。なんとラッキーなことでしょう。あれほど誰かと一緒に帰りたいと切に望んでいたので、とってもありがたかったです。そして飛行機に搭乗するといつものボロい飛行機ではなく、新しい飛行機でした（きっと雪のためにいつものオンボロ飛行機が飛んで来れなかったのかもしれません）。

飛行機も満席ではなく、３人がけ席ではあるものの、隣はStephanのために空けてくれてあります。周りは日本人ツアー客のおじさん、おばさんの団体です。飛行中の環境はまずますです。その上、窓際席に一人で座っているツアー客のおばさんが、親切にも私達に席を替わってくれると言うではありませんか。ありがたく、Stephanと二人で窓際の席を占領したのでした。後は１１時間４分のフライトを乗り切るのみと思っていたら。。。

いつまでたっても飛行機は動きません。とうとう雪のために遅れている乗り継ぎ客を待っていますというアナウンスが流れました。そして待つこと１時間。そうすると今度は、飛行機の牽引車が到着しないというアナウンスが流れました。フライトアテンダントは飲み物をサービスしだすし、なかなか飛ぶ気配はありません。さらに１時間。そして、やっと飛行機が動き出したと思いきや、今度はまた止まって飛行機の除雪です。やっと滑走路を走る頃には、出発予定時刻から３時間が経過していました。。。結局飛行機に乗り込んでから関西空港に降り立つまでに１４時間半もかかりました。

飛行中のStephanはと言うと、結構賢くしていました（それぞれのシートについてある液晶モニターを離陸後３０分でぶっ壊したこと以外）。通路をStephanと歩くことも最後までありませんでした（助かった～）。このために買ったDVDプレーヤーが本当に活躍したのです。このおかげで、私は食事が普通にできたし、上映中の映画も２つ見ることができました。結局Stephanは道中３時間しか寝なかったけれど、肘掛が上がる席だったので、彼が横になって一人で寝むれた分、私に負担がかからなかったし、着陸の時に結構泣いたけど、もう降りるのでそんなことはどうでも良かったです。隣の席のおじさんも、後ろの席のおじさん、おばさんも、Stephanに嫌な顔一つせずに、一緒に遊んでくださいました。（日本のツアー客万歳）

と言うことで、飛行機の中に缶詰状態＆３時間遅れでしたが、終わりよければ全て良しということで。もう１４時間半を耐え抜けたなら、多少のフライトぐらいじゃ怖気ませんぞ。

そしてもっと凄いのは、なんとStephanは今回時差ぼけ無しです！飛行機が遅れたせいで、家に着いたのは午後１０時。車の中で１時間ほど眠った後、１時間ほど起きて、１１時に就寝しました。３時半頃１時間ほど夜泣きしましたが、その後は朝の８時まで寝てました。（なんで彼はカナダと同じ時間に起床できるのだ？！）今は、カナダと同じスケジュールでお昼寝しているところです。遅れたフライトにも、良いことがあったということでしょうか。

とにかく、今回はこんな感じの珍道中でした。長々ご清聴有難うございました。

(写真）なんと実家のデジカメがただ今修理中。今日は家にカメラがありません。とりあえず、携帯電話のカメラで撮ってみました。