悲しきマカロン

弟にパリへ出張へ行く際のお土産は何がいいかと聞かれたので「マカロン！」と答えました。カナダ歴がずいぶん長くなってきた私は、なんと日本で流行っている「マカロン」なるものを食べたことがありませんでしたぁ。そして弟が帰ってきて開けたマカロンはこんなになっていました。。。ボロボロのぐちゃぐちゃです。カラフルでお上品なスイーツが見るも無残な姿になっていました。

なぜかと言うとですね、弟が空港へ行く途中の列車の中で５人組の黒人のスリグループに襲われたからでしたっ。小銭を座っている座席の後ろにチャラランと落とした常套手段（だそうです）で、席を立たされた瞬間に黒人グループに囲まれ、ドンドン押されて両手がスーツケースでふさがれているのをいいことに、胸の前にかけていたカバンのチャックを開けられて手が入ってきたそうです。弟はあわてて大声を出して、財布は無事だったのですが、そのタイミングもちょうど列車が駅に到着する直前で、黒人グループも駅で降りて逃げていったそうです。やっぱりヨーロッパ、最後まで気が抜けないという教訓でした。お味の方はとっても美味しかったです。「もっと買ってきてよぉ～！」というのが感想でした。弟曰く、「東京でかえるやんけっ！」ですって。


こちらのマカロンは空港で買ったとかで、無事でした。お味の方は、上の壊れた方のピエールエルメのマカロンの方が美味しかったです（命がけで守ったからか？！）。空港で売っているラデュレのマカロンはモナコで作ってるらしく、パリのお店で作っているマカロンだともう少し美味しいのではないかということでした。いやぁ、マカロン満喫しました。ご馳走様。それにしても、旅行中はもうすぐ帰国だと思っても最後まで気を許さぬよう～。