二日目からは、ステファンは「マミー、病院」と納得するようになり、帰るときも意外とすんなり帰っていきました。三日目になると、病院へ向かう前からばぁちゃんの元へやってきて、「おうちかえる、ゆびきりげんまん」と言っていたそうです。帰りもいつも「また一緒にあそぼうねー」とか「バイバァーイ!」と元気にあっという間に帰って行きました。
無事退院して、一日だけ実家で過ごすことができることになり、その夜はステファンに「明日マミーは病院でお泊まりしないといけないけど、ステファンはばぁちゃんとお家に帰らないといけないよ」と予防線を張るように説得すると、ステファンはまた顔をくしゃくしゃにしてわぁ〜んと泣きました。私も一緒に泣いたのですが、結局入院はしなくて良いことになり、あの涙は無駄になりました。ごめんよ、ステファン。ま、初めて離ればなれになってくよくよしていたのは子離れのできない母親で、ステファンは意外とけろっと大丈夫だったのでした。ちょっぴり寂しいけれど、家でめそめそ泣いているよりは心配をすることもなく、死ぬほど退屈な入院生活を無事終了したのでした。
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